令和５年１０月社長小話

お知らせ

2023年10月23日（月）

いつも大変お世話になります。

日頃はサカモト乳販をご愛顧下さいまして誠にありがとうございます。

ようやく秋らしく気持ちの良い季節になってきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしで　しょうか。食欲の秋、衣替えの秋、読書の秋、スポーツの秋、等々いろいろありますが、

何か新しい事を始めるには絶好の季節です。何を着るか考えるだけでも脳に良い影響を及ぼすそうなので、チョッとした事でもチャレンジしてみるのは良いことですよ(^^。

特に物事に共感したり、感動することは、体内から一番体に良いと言われるホルモン「ドーパミン」が放出され、脳の活性化には一番良いそうです♪。

感動と言えば、バスケットボール男子の1976年以来となるパリ五輪進出の快進撃からはじまり、杭州でのアジア競技大会では日本選手の素晴らしい躍動から獲得メダル数188、

ソフトボール女子はアジア大会６連覇！残念ながら、決勝リーグ進出とはなりませんでしたが、日本中を沸かしてくれたラグビー2023フランス大会！そして大活躍をされた藤井聡太棋士の８冠達成と、日本の選手や藤井さんが私達を感動させてくれました～♪

日本を元気にしてくれる選手の皆様に改めて敬意と感謝です。ありがとうございます♪

と表舞台の感動のお話をさせて頂きましたが、今回は妻である美和子の母（お義母さん）の話をさせてください。お話に出てくるお義母さんの現状が、皆様と被るご家庭もいらっしゃると思いますが、率直に感動してしまったので紹介させて頂きます。

実業団でソフトボールを経験されていたお義母さんは、私から見ても本当に優しく、それでいて頼もしく感じるお義母さんです。糖尿病を患っているお義父さんと一緒に暮らしながらも、お義母さんがいるので美和子も安心していたかと思います。そのお義母さんが認知症を患ってしまいました。ひとつひとつ記憶をなくしていくお義母さんと会うのは、娘の美和子としては本当に寂しいことだと思います。そして何より、お義母さんの尊厳からも、あまり近所や周りの方に話がしにくいのも辛いのではと感じています。

そんな時に、施設を通じてある方から「”注文をまちがえる料理店”でお義母さんに働いてもらえませんか？」と打診があったそうです。最初は「何を言っているのこの人は？

胡散臭い（笑）」と真剣に思ったそうです。その方は社会福祉として”注文をまちがえる料理店”という活動をされている方で、認知症を患っている方でも、みんなの理解と許容があれば元気に働けるという事を、趣旨目的として活動されている方でした。

「頼んだ料理と違う！ん？でも美味しそうだ！こんな美味しそうなメニューがあるとは知らなかった!新しい発見をした！」等、相手を思いやり、許容する気持ちを持つだけで、相手だけでなく自分も幸せな気持ちになる。思いやりの輪を広げたいと仰っていました。

10月9日の月曜日に、美和子とお義母さんの様子をこっそり見に行ってきました。

シェフ（有名な方だったようですが、同じく認知症です）を含む６人の仲間と、お手伝いをしてくれるお店のスタッフに福祉士の皆さん。そして大勢のお客様に囲まれて相変わらずの笑顔で働いていました。

お義母さんのお仲間：「お待ちどう様～♪　ん？　ここでいいの？」

お客さん：「おっ！美味しそうだから頂きます！」（満面の笑顔で ^ ^ !!）

美和子に隠れて泣いてしまいました。相手を思いやり許容するだけで相手や自分だけでなく回りも幸せにするのだと！　　ドーパミンが噴出した一日でした。

いつも最後まで拝読下さりありがとうございます。長く続くパレスチナ地域での戦争が、

思いやりと許容で収束することを心から願ってやみません。

サカモト乳販株式会社　代表取締役　坂本拓也