10月社長の小話

お知らせ

2021年10月25日（月）

いつも大変お世話になります。
日頃はサカモト乳販をご愛顧下さいまして誠にありがとうございます。
１０月に入ってもなお日中暑い日が続いていましたが、ようやく秋の彩りを感じる季節になって参りました。
それにしてもつい上旬の頃は、１０月の真夏日３日連続と３０度を超える日が何日もあったのですが、
下旬になると朝晩の最低気温が一気に１０度を下回ってきました。
秋を楽しむ間もなく晩秋を迎えてしまいそうです💦
それでもコロナの影響もかなり下火になってきました。
日本各地には様々な名産や郷土がたくさん溢れています。
新しい生活様式に上手く順応しながら風情と情緒をこれからも大事にしていきたいものです(^^♪
コロナ禍により、生活様式や人々の考え方にも変化が表れていますが、
私たちが先祖代々大事に継承されてきた文化や伝統は未来に繋げていきたいですね♪

先日ですが、地元の先輩に勧められ、東海市芸術劇場エントランスで展示されている郷土の偉人、
細井平洲先生の足跡を改めて拝見してきました。
その際に明治１３年に描かれた平洲、渡内地区の細井平洲先生旧里真図（地図）を見たとき、
１５０年の町の変遷に思いが込み上げると同時に、私自身の生きてきた５０年を振り返るきっかけにもなりました。
細井平洲先生という郷里の偉人は然る事ながら、この土地を紡いできた代々多くの地元の有志により、
現在の私たちの平和があることに強く思いを馳せることができ、大変有意義な時間を持てました。
何気なく暮らし成長させて頂いた町も、大変多くの方々のご尽力があり、
総合扶助と地域の繋がりがあって、安心して暮らせことに改めて気付きました。
想い起こせば小学１年の時、寝坊してしまい通学班はとっくに出てしまった時の事です。
一人慌てて学校への往路の途中、転んでしまい泣きながらうなだれていました。
そこへ通勤途中の名前も分からないおじさんが（仕事鞄を持っていたのは今でも覚えています）助けてくれ、
なだめて下さり、一緒に歩いて教室まで連れて行ってくれました。
心細かった私の心に寄り添い、学校の教室まで付き添ってくれたおじさん。
会社へはいつもの時間には絶対に到着できていないはずです。
郷里の絵を見ながらこの時の状況が脳裏に浮かびました。お礼を言いたくて
母親に尋ねましたが結局分からず、
このご恩は次世代の子供に返してやろうと２０代の頃に強く決意したのを覚えています。

次世代のために、様々な新しい取組（ＳＤＧｓ）が必要な時ですが、
大事にしてきた人々のコミュニティと繋がりだけはＳＮＳの時代でも継承していきたいと強く思います。

いつも最後まで読んで下さりありがとうございます。
皆様の益々のご健勝を心からご祈念申し上げます。

サカモト乳販㈱
代表取締役　坂本拓也