令和７年６月社長小話

お知らせ

2025年06月27日（金）

お客様各位

☆永久に国民のスターです♬

サカモト乳販㈱

℡（０５２）６０４－１３７４　本店

昭和４５年生まれの私の小学３年生の時の記憶ですが、今でもはっきりと打ったボールの軌道が鮮明に脳裏に焼き付いています。初めてナゴヤ球場に連れて行ってもらい、中日対巨人戦を観戦したときの記憶です。近所の公園で友達と良く野球はやりましたが、野球を観戦する興味はあまりありませんでした。

それでも父親が初めて連れて行ってくれたナゴヤ球場に、とても圧倒されたのを覚えています。生でホームランというのを見たことがなかった私は「ホームランを見てみたい」そう願って打席を食い入るように見ていると、なんと目の前のスタンドに、勢いよくボールが飛び込んで来るではありませんか！興奮が抑えられませんでした。「これがホームランか！凄い」打ったのは王さんでした。

その年に王貞治さんは引退をされたので大変貴重な経験でした。

王さんを好きになると、当然一緒に話題になるのが長嶋茂雄さんでした。

現役時代の長嶋さんを知らない私でも、１９９３年に二度目の監督に就任すると、父をはじめ年代が上の人達が、再び熱狂した記憶も鮮明です。現役時代に残した記録は、新人王、MVP５回、首位打者６回、本塁打王２回、ゴールデングラブ賞2回、ベストナイン賞は何と１７回！世間では、記録の王貞治さんと記憶の長嶋茂雄さんと言われますが、いやいや記録も記憶も圧倒的だと感じています。そんな日本の宝であり、高度成長期と共に力強く日本を牽引して下さった唯一無二の巨星が、大変残念ながら逝かれました。

ミスタープロ野球である長嶋茂雄さん。しかしながらその活躍はプロ野球だけに留まらず、世界陸上をはじめスポーツ振興にも大変熱心に取り組まれ、その功績からプロスポーツ界では初めて文化勲章も授与されました。でも、本当の意味で長嶋さんの凄さを感じたのは、脳梗塞で倒れられてからです。

メディアで「試合に立って初めてファンは自分を見る。練習は見せない!

我々プロの選手は弱いとこを見せずに、いいところをファンに見てもらう」そう言っていた長嶋さん。ファンに楽しんでもらうことを信条としているからこそ、倒れられてからはメディアに出てくることもないだろうと関係者の皆さんを始め、長嶋さんのファンは思っていたそうです。しかしながら、病気を患った後の自分をさらけ出して、リハビリを通して脳梗塞から戦っている姿を惜しみもなくメディアに露出していた姿は、皆様も記憶にあるかと思います。

どんな状況下でも、人生を精一杯走り切り、国民を熱狂させ、勇気づけ、そして精一杯生きることを伝えていただいた長嶋茂雄さん。私も生涯長嶋茂雄さんが脳裏から離れることのない一人です。どうか安らかにお眠り下さい。

私も辛い時に長嶋茂雄さんの姿を思い出して精進したいと思います。

いつも日本を元気にしてくれていた長嶋茂雄さん。永久にスターです☆

長嶋茂雄さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

サカモト乳販株式会社

代表取締役　坂本拓也